園内イメージ

 

教育理念

 世界で最初に幼児教育を手がけたのはドイツ人のフレーベルでした。フレーベルは、幼子は放置しておくと野蛮人になってしまうとする当時の常識に反して、幼子が人間の命の豊かさを十分に示しているのに気づきました。そこで、幼子が花のように美しく咲いているという意味で、幼稚園(こどもの花園)という名前をつけました。「神の国は幼子のような者たちのものである」と言ったイエス・キリストへの信仰が背後にあったからでした。

 愛隣幼稚園は、フレーベルのように、キリスト教信仰に基づいて、全ての幼子にすでに与えられている賜物が健やかに育つよう支援することを目指して設立されました。キリスト教信仰の内容は、創造者である神がお造りになった全ての人を愛しておられることを信ずるということです。教会はその愛の体験から、どのような人も愛され、信頼され、待たれることを経験することによって、多くの場合隠されている豊かな賜物に気づき開花させることができると確信するようになりました。愛隣幼稚園の保育の基本はここにあります。

教育方針

全ての人の中に豊かな賜物が潜在していると信ずることがその賜物を開花させるのですから、今は見えない賜物の開花を信ずることが、キリスト教信仰に基づく教育の核心となります。 愛隣幼稚園の「愛隣」とは、「自分を愛するように隣人を愛しなさい」(新約聖書『マタイによる福音書』22章39節)というイエス・キリストの言葉に由来します。「愛する」ということは、別の新約聖書の記事によれば、「信ずる」ことであり「待望する」ということでもあります(コリント人への第一の手紙12章13節)。愛隣幼稚園はこのような信仰に基づいて、幼子の心身共に健全な成長のために仕えたいと願っています。